３月４日から名古屋では市議会議員選挙戦が始まった。
投票日は３月１３日。来週の日曜日だ。
川村市長の減税日本が送り出した新人候補が各選挙区に配置され今までの議員さんたちの議席を脅かすことになった。
　オレの住んでいる選挙区では１２人の候補者で７つの議席を争うことになった。この１２人の候補者のうち減税日本公認は３人もいる。いつもの選挙だと７人定員で８人の候補者って感じだったんだ。
　マスコミの情報ではこの選挙区では減税日本は２議席は取るだろうと見ているようだ。
ここの選挙区は誰に入れるんだろうね。だいたい市会議員って政党で決めないでしょ。近所のしがらみとか田舎的な感じで決めてる気がするよ。だから減税日本の言ってる１０％減税賛成って人が投票しようとすると３人の候補者のだれに入れるのかが問題になる。もし票が３人にばらけちゃったら３人共倒れになるような気もするよ。

　で、減税日本さんのホームページを今までチラチラと見てたけどトリプル選挙ぐらいまでは殆ど詳しい説明が書かれていなかったんだよ。あれでみんなよく納得して投票したよなって不思議に思うよ。例え方が悪いかも知れないけど１０００年前の平安時代のお百姓さんたちに「南無阿弥陀仏と唱えれば極楽浄土へ行けますよ」と言ったらみんな信じちゃったわけだよね。でもそれぐらいに単純な文言しかあのＨＰには見当たらなかったんだよ。２１世紀の日本に住んでる人がそんな理屈で納得すると思うのか？って思ったけど皆納得しちゃったんだね。財政がひっ迫してるときに１０％減税してあげるよ～～んで信じちゃうわけだよ。
他の地方はどうだか知らないけど名古屋は道路の「止まれ」とか白いラインが消えちゃって見えないところがいっぱいあるんだよ。お金が無いので書き直せないでいるんだよ。壊れたガードレールもなかなか直しに来ない。そんなところを見てもお金がないんだなあって思えるよ。
　んで最近やっと減税日本のＨＰに公約の説明ではなく皆の突っ込みに対する説明が書かれるようになった。この説明にも突っ込みどころ満載なのだよ。
　去年ためしに１０％やったら案の定お金が足らなくなっちゃったので国から助成金って補助金をもらって生き延びたのさ。このことは減税日本側からは一切説明も報告もなかったのさ。黙ってたわけ。この助成金の言い訳が
「１０％のアナは人件費の削減で得た部分で補ったので問題はない。だた不景気で税収が減ったので助成金を受けることになったのだ。」だそうだ。普通に聞いたら納得しそうだけどそーじゃないだろー。人件費の削減で得た部分を不景気での減収のところに充てたら助成金をもらう必要はなかったよな。川村市長の公約的部分だけを達成と見せようとするのでそれ以外は「知りません、不可抗力です」的な説明になってしまっている。
んで助成金ってのは日本全国の人たちの納めた国税の中から支給されるわけよ。っつーことは名古屋人が１０％得をしたアナを全国の人たちに支払わせて埋めたって理屈になるけどどーだ？って質問には「名古屋市民と名古屋の法人は日本国に対して年間１兆７０００億も税金を支払っているのでそのうちのわずかを名古屋市が取り戻しただけに過ぎない」みたいなことを言ってるのだ。名古屋市民であり法人の経営者側の人間であるオレに言わせれば名古屋市にも払います愛知県にも払います日本国にも払いますって立場だよ。別に名古屋市に払うべき物を日本国に横取りされているなんて発想はこれぽっちも無いぜ。
川村さんの財布の観念が前々からおかしいとは思ってた。
名古屋市民の金は名古屋市の金だと思ってるらしい。国会議員のときは国民の金は日本国政府の金だみたいな発言もしてたのだ。こーゆー考え方なのでさっきの取り戻したって発想になっちゃんだよね。でもこの発想は危険だよ。個人の財産を認めていないってことだからな。
　愚衆政治とはよく言ったもので名古屋はまさにこれかもしれない。通知表が１と２の連中が庶民革命だとかって浮かれちゃって平安時代のお百姓さんみたいにあっさり信じちゃって政治がわかった気になって賢くなった気になって投票所に向かっちゃう。４や５のヤツは冷めちゃってるからなあ。不景気でも生活基盤が整ってるから興味がないんだよなあ。今名古屋は市債やらなんやら全ての借金で３兆５０００億円ぐらいあって市民１人当たり１６０万円ぐらいの借金の負担になる。これが「いつでも払ってやるよ」って連中じゃ投票所に来ないよなあ。
　候補者も１や２のヤツにわかる説明しかしないので４や５のヤツ向けの演説も用意すべきだとも思う。
　　さて、明日からまたお仕事頑張りましょう。学生諸君は宿題をちゃんとやるように。
　　　　　んじゃね～～～。