PICアセンブラ解説

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PIC16F84Aのアセンブラなんか怖くない。

またまた登場。本日２回目です。笑点まではまだ時間があるけどもう今日もおしまいって気分になってしまって少々気が重い。
こんなときにはPICのアセンブラでもやって気を紛らわせましょう。っておいおい。
では今日の教材は新しいやつです。
http://picdetukutte.toshi-ie.com/infoA.zip
にある
84A_SAMPLE2
を使いましょう。そうしましょうそうしましょう。
内容は前回と同じ・・と思いきや見慣れないのがあります。
初期設定の下のほうに

TIMER1 EQU 20H ;「TIMER1」という箱の住所　20H
TIMER2 EQU 21H ;「TIMER2」という箱の住所 21H
TIMER3 EQU 22H ;「TIMER3」という箱の住所 22H

ってのがあるこれは何？　ってことっだね。
で　これは後回し、次行こう。
昨日の内容と違うところから話そう。
昨日のところは復習しておいてね。
内容としては「RA0のスイッチがオン（０Ｖにする）されるのをぐるぐる回って待ってて押されたらRA2のLEDをオンさせてRA3のLEDはオフさせる」んだったね。
で次からが新しいところ。時間を稼ぐプログラムだよ。
昨日話しけれどプログラムはその場所でじっとしていないのさ。いつも動き回ってる。基本的には下へ行こうをしているのだけどね。
時間稼ぎっていうことはPICさんに時間が来るまでいろんなところをぐるぐる回って暇をつぶしてもらうってことなんだよ。
でプログラムをご覧いただこう。

CALL　　T3

ってなってる。この意味はT3まで行ってまた戻って来い、って意味だよん。
戻って来い　ってのは向こう側（行った先）のプログラムに必ずRETURNとかRETLWって命令語があってこれが「戻って行け！」って追い出される命令語ってことよ。
T3ってのも昨日話したね。電柱に書いてある「ここはＴ３丁目」って感じの標識だよ。
ではT3へ行こう。この標識はどこにあるかは勝手に作られてるのでちゃんと探すこと。自分でプログラムするときも勝手に書けるので自分で迷子にならないようにね。

見つけたかい？　ヘンなところにあるよね。
入り組んだところにあるので説明がしづらいよ。だから近所の　T1 を見よう。

T1 ;「CALL T1」より到着
MOVLW D'250' ;250という数を
MOVWF TIMER1 ;「TIMER1」という箱に入れる

T1_LOOP
NOP ;何もしないで下へ進む
DECFSZ TIMER1,F ;ここを通るたびに箱から「１」ずつ減っていく。
GOTO T1_LOOP ;まだ箱に数が残っていれば「T1_LOOP」へ戻る。
RETURN ;箱の数が０ならば「CALL T1」の下へ行く。③

こうなってる。
前に
MOVLW 数字
MOVWF 場所
って教えたよね。これもそれだよ。
２５０って数字をTIMER1という場所に入れるのさ。
TIMER1って場所はオレが勝手に作って命名しました。
で　勝手に作った場所は住所が必要なのさ。
それがさっきのヤツ

TIMER1 EQU 20H ;「TIMER1」という箱の住所　20H
TIMER2 EQU 21H ;「TIMER2」という箱の住所 21H
TIMER3 EQU 22H ;「TIMER3」という箱の住所 22H

これだよ。２０番地とでも言おうか。これもオレが決めた。
でもねルールがあってこのPIC16F84Aは新規入居者は０Ｃ番地から４Ｆ番地までしか住めない。上の住所はセーフだよな。で何で０Ｃ番地から使わないんだ？てか？
それはこの８４Ａ以外の型式のPICはほとんど２０番地からの募集なんだよ。だから他の型式にプログラムを移植してもOKなようにこうしてるんだよ。これはオレの癖だからアンタは好きにすればいい。
　参考までに話そう。今まで出てきた場所、PORTA,PORTAB,TRISA,TRISB,STATUS,も住所があるんだよ。
PORTAは０５番地,PORTABは０６番地,TRISAはバンク１の０５番地,TRISBはバンク１の０６番地,STATUSはナンとバンク０にもバンク１にもあって共に０３番地。
前の話、思い出せるかい？
STATUSって場所のRP0って小部屋を１にしたり０にしたりしてバンク１へ行ったりバンク０へ戻ったりしたよな。だからSTATUSはどっちのバンクにもないとオレが移動できないのさ。アンタもそうなんだけどね。
以上の番地はマイクロチップ社が決めたんだよ。オレの許可も無くね。ははは。

T1の話に戻そう。
TIMER1には２５０って数字を入れたぞ。
で次、

T1_LOOP
NOP ;何もしないで下へ進む
DECFSZ TIMER1,F ;ここを通るたびに箱から「１」ずつ減っていく。
GOTO T1_LOOP ;まだ箱に数が残っていれば「T1_LOOP」へ戻る。
RETURN

こうだ。
T1_LOOPも電柱の看板な。
NOPってのは「何もしません」って呑気な命令語だ。本当に何もしないんだよ。
でもね　使うことはオレは多いよ。ここでも時間稼ぎなのでこれがあったほうが時間が稼げるって理屈はわかるかい？　で　次。

DECFSZ TIMER1,F

TIMER1に入ってる数字をここを通るたびに１個ずつ引いていけ！　なおかつ
残数が０以外のときはすぐ下の行へ行け！
０のときは２行目へ行け！
ってながーーーい意味の命令だ。
TIMER1,Fの「,F」は決まり事なので付けるようにね。
でプログラムわかるかい？
下の行にはT1_LOOPへ行けって書いてあるぜ。
つまりここを２４９回まわって２５０回目に中身が０になるので２行目の
RETURN。さっき言ったよな。CALLで行って戻って来いってヤツな。
でもさっきはT3だったよな。
んじゃT3から行くぜ。って　ちょっと休憩。
また　来るぜ。
多分アンタはオレがこれを書いてる５年後ぐらいにこれを読んでるんだろうね。
時空を越えて喧嘩腰って話も期待出来そうだね。

[1回]
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すっかり忘れていた。「Error - section '.org_2' can not fit the absolute section. Section '.org_2' start=0x00000

メールを頂いた。

以前に書いた内容を途中で中断していたのです。

ではどうぞ。

古いバージョンのＭＰＬＡＢを使用していたときはＯＫだったのに新しいバージョンに変更したら
「Error - section '.org_2' can not fit the absolute section. Section '.org_2' start=0x00000004,・・・」
というメッセージが現れてビルドに失敗してしまう事例がありました。
これを解決する方法がありますので紹介します。

ウイザードは「アブソリュート」に変更して実行をします。
ウイザード完了後も変更はできます。
Project>Build Options>Project>MPASM/C17/C18Suite で
シグナルファイルアセンブリプロジェクトをジェネレートアブソリュートコードでOKにクリックします。
そしてプロジェクト画面で「Debug」モードではなく「Release」モードでビルドすると成功すると思います。

なぜこのような事態になるかというと私見ですがＭＰＬＡＢがＰＩＣＫＩＴ３のデバッグ機能に対応させるために
プログラムのビルドの手順が変更になったと思われます。
ＰＩＣをデバッグするときの情報がＰＩＣのプログラムファイルの３００Ｈ～３ＦＥＨ番地に影響させるためにデバッグモードでは
３００Ｈ～３ＦＥＨ番地を空白に、つまり何も書かないようにしておく必要があるようでです。
リリースモードでは３００Ｈ～３ＦＥＨ番地を影響させないために問題無くビルド出来るようです。

しかし、デバッグモードでもビルドさせる方法があります。
３００Ｈ～３ＦＥＨ番地へ「CALL」命令で入ると大丈夫なようです。
「CALL」命令はデバッグよりも強制力が強いようで優先されるようです。
プログラムの書き方として後半は概ね「CALL」命令で入ることが多いのでこの問題に出くわすことが無かったかも知れません。
たまたま大きなプログラムを作ったときに現れるエラーということかも知れませんね。

「ＴＶゲーム、動画」の項の作品５：１人用壁打ちテニスゲーム【PIC12F675 629】のａｓｍファイルにこのエラーが現れました。
プログラムを「ORG 300H」と仕切ってから「CALL」命令で入るとＯＫになりました。
一度ご覧になってください。暇のある方は「ORG 300H」を抜いて試してみてください。エラーになってしまいます。
「ORG 300H」を抜くと「CALL」命令で２ＦＦ番地に入って３００Ｈへは通常のステップで進みます。
つまり「CALL」命令以外で３００Ｈへ入っているのでエラーになるわけです。

上記を試してもエラーが消えない場合もあるかも知れません。
その場合はａｓｍファイルをお見せいただいて一緒に解決の道を探しましょう。

っつうことです。

すみませんでした。

[0回]
MPLAB-IDE V6.60

エラーの話のつづき。
以前に１２Ｆ６７５で３００Ｈを超えたプログラムを作った記憶があって
そのときはエラーが出なかった。
んで古いバージョンのMPLAB-IDEを使ってみた。
するとどーでしょー。エラーは出ません。
古いバージョンにはデバッグモードとリリースモードの区別がないのです。
なーーんだ。
古いバージョンを使えばいいんじゃん～～。
というわけでこれからは古いバージョンを使います。
ビルドが成功したときに緑の帯が出てくるのがうれしかったあのころ。。
また緑の帯に戻るぞ。

んじゃね～～～。

[0回]
原因がわかったぜ～Error - section '.org_2' can not fit the absolute section. Section '.org_2' start=0x0000000

原因がわかったのだ。よかったよかった。PIC12F675な。
それはナンとプログラムメモリーの番地に乗り越えられない壁があったのだ。
３００ｈ番地に壁があって通常の命令語を並べてるだけではここでエラーになってしまう。
この壁はCALL命令でしか乗り越えられないようだ。
つまりCALLで行って RETURNか RETLWで　戻ってくるってことだよ。
そーいえばこのヘンの番地は以前からそういう命令語群を入れてたわ。
ここまで通常の動作プログラムが迫ってきたことはなかった。今回が初めてだ。
大変勉強になった。しかしこの内容って他のサイトで見たことがないよなあ。
みんな知らないのか？
マイクロチップテクノロジーちゃんの返事もまだなのでその回答も楽しみだ。
では　お仕事開始です。
　んじゃね～～～～。

[0回]
Error - section '.org_2' can not fit the absolute section. Section '.org_2' start=0x00000004, length

ＰＩＣのソフトでこんなエラーが出た。初めての経験だよ。
絶対位置のＯＲＧ＿２にフィットさせることは駄目。ってことか。
オレはそんなプログラムは組んでいない。
＿０は通常プログラムへの窓口だ。んで＿４は割り込みへの窓口。
＿２や＿３は欠番なのでそこへは行くんじゃない！ってことだろ？
だれがそんなところへ行くかよ？
それにオレのプログラムには同じ命令語群が５つあって４つまではＯＫで５こ目でエラーになるんだぜ。
４つまでＯＫなんだから５個目もＯＫだろ？同じなんだからよー。
っつーことでマイクロチップテクノロジーちゃんへ質問を出しておいたので返事が楽しみだよ。わくわく。
　　で　何を作ってるのかは　ひ・み・つ・・・
んじゃね～～～～。　おやすみ～～。

[0回]
お出かけ中止だ。PIC16F84A

今日はお留守番だ。出かける予定が無くなってしまった。なので朝からホームページの整理をしてた。で今　ここに来たのだ。昨日のSAMPLE5の解説でもしようか。
これはだんだん明るくなってだんだん暗くなるってヤツだね。
この中加減な明るさをどうやって出しているのかが疑問なわけですよね。
これはPWM制御って呼ばれるヤツです。聞いたことがあるでしょ？PICの型式によってはその機能を持ってるヤツもあるけどこの８４Aはないのでプログラムで作り上げてるわけ。
でその説明をします。
ある場所に入れられる数字は最大で２５５だったので２５５を基準に話すね。
分母を２５５として分子を１とする。そしてその1/255は１０μ秒としましょう。
この意味は１０μ秒LEDをオンさせて残りの２５４０μ秒はオフしておくって意味になります。これをくりかえすとLEDは前点灯時の1/255の電気量、明るさってことになるのどえす。これがPWM制御なのです。大きな電気の話をすると２５５Ｖの電気をこの仕掛けに掛けると１Ｖの電気と見なすことが出来るのです。インバーターってのもこのやり方です。
　話を戻しましょう。
1/255を１０回やってその後、2/255を１０回やって・・・・・で255/255を１０回やると
６．５秒後には全点灯の明るさになるってことです。おい、通分するなよ！
２５５回のうち何回LEDをオンさせるかってことだからな。
だからプログラムでINCF、１づつ増やすとかDECF、１づつ減らすとか昨日やったよな。
そう思いながらプログラムを見るとわかるよ。
　んじゃ　お昼の用意でもするぜ。
この理屈で
http://picdetukutte.toshi-ie.com/kakko-voice.wav
だ。　声に聞こえるかな？

[0回]
今日はどうだ？PIC16F84A

こんばんわ。昨日は休みしたのだ。
動画をアップした後始末で今度はホームページに載せる為の資料を整える作業をしていました。
製作中はプログラムは書くけど回路図はまず書かないのです。頭の中でイメージしてるだけ。穴あき基板のレイアウトもやりながら決めて行くので資料が残らない。だからまだ頭の中にイメージが残っている間に図面にしたりするのです。
で、出来上がった物を揃えてホームページにアップするのです。で　適当な解説っぽいのも書きます。今日は急遽パルスチェック用のプログラムと回路図を書いて急いで車でテストしてあっさりOKで（これぐらいはアッサリ行きたいものです）そのまま掲載ってわけですな。
　さて今日もお勉強です。
昨日の次のSAMPLE5で行きましょう。プログラムの流れはもうやりません。いつかやるかも知れませんが当分しません。新しい命令語の説明だけします。
まず、

INCF CNT_A,F

ってのがある。これは前にも少しお話しましたね。CNT_Aという場所の中の数字をここを通るたびに１ずつ増加させる命令です。次！

MOVF CNT_A,W ;CNT_Aの値を
MOVWF CNT ;CNTへ代入

MOVFって始めてだよね。これはMOVLWと一緒。違うのはMOVLWの右横はいつも数字だったよね。D'250'とかB'11110000'とかね。でもこのMOVFは数字じゃなくて場所の名前なのだ。で場所の名前の次には必ず「,W」と付けるんだよ。意味として「この場所（CNT_A）の中の数字をCNTという場所に入れる。」ってこと。ある場所の数字をまたある場所へ移動するんだ。しかし移動元の数字は変わらない。つまり「切り取りでは無くコピー」なのだ。次！！

DECF CNT_A,F

これはさっきのINCFの逆でここを通るたびに１ずつ減るって意味です。何がって？
ここではCNT_A ね。次！！！

MOVF CNT_A,F ;CNT_Aの0チェック

BTFSC STATUS,Z ;＝０になったときここがオンします。
GOTO MAIN10 ;オンした　MAIN10へ行く

これは便利な熟語。
場所の中身が０かどうか調べる方法。CNT_Aの中が０だったらSTATUSって場所のZって小部屋が１になるのだ。だからここが１かどうか調べるってわけさ。Ｚが１、つまりCNT_Aの中が０の場合は次の行へ行き、中身がまだ残っているときは２行目へ行くのさ。でこれも調べるだけで中身の数字の変更はないので安心。

ここまで見てきてどう？　そんなにたくさんの命令語が出てきたわけじゃないよね。
でもこれだけでいろいろ出来ちゃうのさ。　つまり作り手のひらめきなんだよ。
少ない持ち駒（知ってる命令語）だけ使っても充分遊べるわけ。このSAMPLE5だって相当難しそうに思えるよね。でも出来てるんだよ。
　ひらめかないと始まらないってことを覚えて今日はおしまいにしましょう。おしまい。

[0回]
それでも頑張るPIC16F84A

最近ずーといじっていたタコメーターの試作のヤツをネタとしてニコニコ動画にアップ中です。今日はやや混雑していてアップロードの順番待ちが長いでした。
前に作ったスロットマシーンの基板をそっくりそのまま流用しちゃったってヤツですけど。また暇があったら見てください。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12353749

さて今日は新しい
http://picdetukutte.toshi-ie.com/info_2A.zip

のSAMPLE4を見て行きましょう。
どんな動作かはサンプルの動画を見てください。
http://nicozon.blog64.fc2.com/?video_id=sm7548056

まずは動作前の条件で　いろいろクリアにしてます。
これは前にも話しましたが　前の記憶が残っているときがたまにあるので念のためクリアの命令を入れておきます。　　で、次。
MAIN1とMAIN2はRA0かRA1が押されないか監視してるところです。わかりますよね。
BTFSSの命令ですよ。で、次。
MAIN10とMAIN20です。これはどちらも同じ命令です。表示パターンが違うだけね。

これはまずは丸覚えでいいと思う。
理屈はもう少し理解が進んでからのがわかりやすです。
なので今回はこれの利用法を教えます。
MAIN10を見てちょーだい。
進む順序が違うけど付いてきてね。

INCF CNT,F
ってあるよね。
ここをプログラムが通るたびにCNTの中の数字が０から１つづ増えていきます。
でその結果

CALL LED_PTN1
ってところからLED_PTN1へ行ってみるといろんなパターンが並んでいる。
このパターンがPORTBに入るんだよ。
でさっき話したCNTが１づつ増えるとこのパターンが１行ずつ下に移動するんだ。
で、この行は３４行有るヨねえ。

MOVLW D'34' ;パターン総数
SUBWF CNT,W ;CNT－'34'＝0まで数える

BTFSC STATUS,C ;＝０になったときここがオンします。
CLRF CNT ;オンした。CNTは34になっているので0（クリア）に戻す。
GOTO MAIN10

こんなことが書いているでしょ。
３４まで数え終わったらCNTの中の数字は０に戻してMAIN10へ戻れってこと。
まだ３４まで数えていないときはCNTの中の数字はそのままにしてMAIN10へ戻れってことね。
SUBWF　は引き算ってことなんだよ。MOVWFはただの移動だったけどね。
で引き算の答えが０かそれより向こうになったときにSTATUSって場所のCって名前の小部屋が「１」に変化するんだょ。（このPICは０の向こうは２５５　その向こうが２５４なんだけどね。）
で　そこが１になったときが３４になったって意味になるんだよね。わかるよね。
BTFSCもわかるよね「１」のときはすぐ下の行、そうじゃないとき　つまり「０」のときは２行目へ行くんだよ。
　これだけわかればSAMPLE4はＯＫだね。
わからないことがあったら教えてあげるけど難しいことは答えられません。
　んじゃ　今日はここまでじゃ。　ドロン！

[0回]
今日こそ頑張るぞPIC16F８４A

今日こそお勉強しまそ。
教材は
http://picdetukutte.toshi-ie.com/PIC16F84A.html
の
http://picdetukutte.toshi-ie.com/infoA.zip

の中にある84A_SAMPLE3ですよ。新しいところです。ささ頑張りましょう。
これは前のSAMPLE2をほんの少し進歩させた内容です。
SAMPLE2と同様に一定時間ごとに２個のLEDが交互に点灯するわけです。
しかし今回はRA1のスイッチを押すと止まってしまうというプログラムです。
でどこが違うかですが
CALL T3で飛んで行った先にT1があります。そこに

T1_LOOP
GOTO OFF_CHECK ;「OFF_CHECK」へ行く。
T1_0 ;「OFF_CHECK」から戻った。
DECFSZ TIMER1,F ;ここを通るたびに箱から「１」ずつ減っていく。
GOTO T1_LOOP ;まだ箱に数が残っていれば「T1_LOOP」へ戻る。
RETURN

ってなってて

GOTO OFF_CHECK

が前と違う箇所ですな。
OFF_CHECK　って標識のところへ行けーー　ってことです。
でそこへ行ってみると

OFF_CHECK
BTFSC PORTA,1 ;RA1のボタンが押されたかどうか？
GOTO T1_0 ;押されていない。「T1_0」へ戻る。
BCF PORTA,2 ;押された。RA2のLED消灯
BCF PORTA,3 ;　　　　　RA3のLED消灯
GOTO MAIN0 ;「MAIN0」へ戻る。

RA1（PORTA,1)が押されたか？って命令の「BTFSC PORTA,1」がありまする。
押されていない、つまり「１」のときは・・・・（覚えてるか？　前やったぞ）
「GOTO T1_0」だ。つまりさっきの「GOTO OFF_CHECK」のすぐ下へ戻るってことね。
んでまたまた時間稼ぎを続ける。この時間稼ぎ中に何百回だか何千回もここでオフ用ボタンが押されてないかチェックするってわけよ。常に監視してる感じだね。
で　もし押されていたら！

BCF PORTA,2 ;押された。RA2のLED消灯
BCF PORTA,3 ;　　　　　RA3のLED消灯
GOTO MAIN0 ;「MAIN0」へ戻る。

RA2 RA3両方消して「MAIN0」へ行け。つまり振り出しだね。
でスタート用のボタンRA0が押されるタイミングを待つ　ってことだね。

しかーーーし！　このプログラムは本当はいけないのです。
もともと「CALL T3」でここへ飛んできているのだから「RETURN」で返って行かないとダメなんだよーーー。
　振り出しに戻ってるからプログラム的には動いてるけど悪い見本ですな。
でもね　こーゆーことやってるのを他で見たことはある。それはあの有名な「ブレークアウトゲーム」ブロック崩しですよ。でもあれも動いてるからOKだよね。
今日は新しい命令語はなかったね。
今度は84A_SAMPLE4でもやろうか。　またね～～

[0回]
まだまだガンバレPIC16F84A

さて今日はこれで何回目だ？
まあいいや。つづきだぜ。
さっきの話をフマエタ上でT3から見て行くね。

T1 ;「CALL T1」より到着
MOVLW D'250' ;250という数を
MOVWF TIMER1 ;「TIMER1」という箱に入れる

T1_LOOP
NOP ;何もしないで下へ進む
DECFSZ TIMER1,F ;ここを通るたびに箱から「１」ずつ減っていく。
GOTO T1_LOOP ;まだ箱に数が残っていれば「T1_LOOP」へ戻る。
RETURN ;箱の数が０ならば「CALL T1」の下へ行く。③

T2 ;「CALL T2」より到着
MOVLW D'250' ;250という数を
MOVWF TIMER2 ;「TIMER2」という箱に入れる

T2_LOOP
CALL T1 ;T1へ行って「RETURN」でこの下へ戻ってくる。③

DECFSZ TIMER2,F ;ここを通るたびに箱から「１」ずつ減っていく。
GOTO T2_LOOP ;まだ箱に数が残っていれば「T2_LOOP」へ戻る。
RETURN ;箱の数が０ならば「CALL T2」の下へ行く。②

T3 ;「CALL T3」より到着
MOVLW D'10' ;10という数を＜＜＜＜＜＜時間の調整が出来ます。（数に比例）
MOVWF TIMER3 ;「TIMER3」という箱に入れる

T3_LOOP
CALL T2 ;T2へ行って「RETURN」でこの下へ戻ってくる。②

DECFSZ TIMER3,F ;ここを通るたびに箱から「１」ずつ減っていく。
GOTO T3_LOOP ;まだ箱に数が残っていれば「T3_LOOP」へ戻る。
RETURN ;箱の数が０ならば「CALL T3」の下へ行く。（MAIN1内）③

さあ行くよ。ついて来てね。

１０をTIMER3へ入れる。
T2へ行ってまたここへ戻ってくる。（あ）
２５０をTIMER2へ入れる。
T1へ行ってまたここへ戻ってくる。（い）
２５０をTIMER1へ入れる。
NOPで何もしない。（c)
TIMER1の数字から１つ減らす。（a）
T1_LOOPへ行く（b)
※（a)（b)（c)を２４９回繰り返す。
で
TIMER1の数字から１つ減らす。
TIMER1がからっぽになった。
さっきのところへ戻っていく。
さっきのところってどこか？
（い）だよ。「CALL　 T1」ってところね。
その下から行くよ。
TIMER2の数字から１つ減らす。
T2_LOOPへ行って　またT1へ行くよ。　
で　さっきTIMER1はからっぽになっちゃったのでまた２５０入れるよ。

感触わかる？
TIMER1に２５０入れて
からっぽになったらTIMER2を１つ減らす。
またTIMER1に２５０入れて・・・・
でTIMER2がからっぽになったら
TIMER3を１つ減らす・・・
でTIMER1も2も3も全部からっぽになったら
一番最初にいたところに戻る。
「CALL T3」
って書いてあったところの下へ戻るんだよ。
で　今までなにをしてたかと言うと　ただの時間つぶしだよ。
この回路では１０ＭＨzってクロック（セラロック）を付けてるのだ。
で１０ＭＨzのときはこのプログラムを１行進むのに
なんと０．４マイクロ秒しか掛からないのだ。
わかるかい？１秒の１０００分の１が１ミリ秒だよ。
その１０００分の１が１マイクロ秒だよ。
で　これは０．４マイクロ秒！
このプログラムでは約１秒　ひまをつぶしたことになるんだよ。

で全体の流れも理解できるよね。
スイッチを入れたら約１秒ごとにLEDが交互に点灯するってプログラムね。
少しづつわかった来たよね。
プログラムって　こうやって進んで行くんだよ。
んじゃ　また　明日ね。
忘れないで覚えておくんだぜ。　おやすみ。

[0回]

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